こんにちは!
出会えて良かった!をお手伝いするコスメ仲人「ひまさん(@hima_saaan)」です。
今回は、オルビスの日焼け止め『サンスクリーン®オンフェイス』をレビュー。
1,000円前後で買えるプチプラ品でありながら、近赤外線をカットできて美容液成分80%配合。
白浮きしにくいベージュカラーで下地としても使える日焼け止めです。
これだけ多機能なのに、話題にならないのが不思議。
プチプラの“神”日焼け止めを見つけてしまったかも。
というわけで今回は、オルビスの日焼け止め『サンスクリーン®オンフェイス』をレビューしたいと思います!
こんな人はチェック
- 紫外線だけでなく近赤外線からも肌を守りたい
- サラッとしたテクスチャーが好き
- 日焼け止めは白浮きするから苦手
- プチプラで良さそうな日焼け止めを探している
私はこんな肌質
- インナードライ(乾燥すると皮脂が出やすくなる)
- Tゾーンだけでなく顔全体がテカリやすい
- 花粉、生理周期、ストレスなどで肌がゆらぎがち
- 海外コスメは肌に合わないことが多い
目次
紫外線だけでなく近赤外線ダメージにも要注意!
光老化はシワやたるみの原因になる
光老化とは?
紫外線・近赤外線・ブルーライトなど、光を浴び続けることで引き起こす老化現象のこと。
真皮にまで到達するUVAと深い関わりがあり、肌のハリを保つコラーゲンやエラスチンにダメージを与えるためシワやたるみの原因になります。
近赤外線は紫外線よりも波長が長く真皮まで届く
近赤外線とは?
地上に降り注ぐ太陽光線の一つ。
紫外線よりも波長が長く、近赤外線の20~30%が真皮の更に奥深くの皮下組織(筋肉)まで到達する。
皮下組織の皮膚を支える皮膚支持帯の繊維を束ねるタンパク質の分解を促進させ、たるみの原因になる。
紫外線ダメージは周知されていますが、近赤外線による肌ダメージを知らない人は意外と多そう。
スキンケアでシワやたるみケアをすることはもちろん、日焼け止めや下地での近赤外線対策も重要です。
『サンスクリーン®オンフェイス』は素肌感にこだわった日焼け止め下地
SPF34/PA+++
SPFとは?
Sun Protection Factorの略語。
UVB(紫外線B波)による肌の炎症を防御する指数。
数値は1~50+で表され、数値が高いほど防御効果が高くなる。
UVBの特徴
- 全紫外線のうち約5%を占める
- 多量に浴びると肌が赤く炎症を起こす
- 表皮に影響を与え、シミやそばかすの原因になる
PAとは?
Protection Grade of UVAの略語。
UVA(紫外線A波)による肌のダメージを防御する指数。
数値は+~++++で表され、数値が高いほど防御効果が高くなる。
UVAの特徴
- 全紫外線のうち約95%を占める
- 赤みや炎症が起きにくいので気付きにくい
- 雲やガラスを通して肌まで到達する
- 波長が長く肌の奥の真皮まで届くため、シワやたるみの原因になる
SPF34/PA+++だと、屋外での軽いスポーツやレジャーなどの運動レベル。
紫外線に特別敏感だったり炎天下で長時間運動をする予定がなければ十分な数値です。
参考:紫外線防止化粧品はSPF・PAがどの程度のものを選べば良いですか?
毛穴、色ムラをカバー
- 毛穴カバーの「ハイブリットエアリーパウダー*¹」
- 色ムラを均一にカバーする「なじませライティングパウダー*²」
を配合。
パウダーがコーティングされているため、水や汗に強く崩れにくいです。
*¹ シリル化シリカ
*² 酸化チタン、トリメトキシシリルジメチコン、マイカ、酸化スズ
紫外線・近赤外線・大気汚染物質のダメージカットに注目した成分を配合
- 生活紫外線カット成分の酸化チタン・水酸化AI・ポリアクリル酸Na・含水シリカ・水・BG
- 近赤外線カット成分の酸化チタン・酸化亜鉛・水酸化AI
- 大気汚染物質バリア成分のホウケイ酸(Ca/Na)・酸化銀・水
を配合。
参考:【新発売】“美肌”をまといながら、肌への3つのダメージを防成分配合『サンスクリーン®オンフェイス』
紫外線や近赤外線がシワやたるみの原因になるという話をしましたが、実は大気汚染物質もシワの原因になることが分かっています。
大気汚染物質の一種であるPM2.5は年間を通して大気中に含まれているため、紫外線や近赤外線と同様に対策が必要です。
紫外線吸収剤フリー
紫外線をカットするために、日焼け止めには
- 紫外線吸収剤
- 紫外線散乱剤
の2種類が使われています。
紫外線吸収剤とは?
紫外線を吸収して熱や赤外線などのエネルギーに変化させて放出することで、紫外線ダメージから肌を守る。
透明で他の分子と結びつきやすい性質があるため、白浮きしにくい・塗り心地が良いなどのメリットがある。
一方、紫外線を吸収することから敏感な肌質の中には刺激を感じる人もいる。
紫外線散乱剤とは?
紫外線を反射・散乱させることで、紫外線ダメージから肌を守る。
単純に紫外線を跳ね返すため、肌への刺激が少ない。
一方、白色の無機粉末を使用していることから肌にのせた時に白浮きして見える場合がある。
『サンスクリーン®オンフェイス』は紫外線吸収剤フリーなので、肌への刺激が少ないのがメリット。
無油分・無香料
オイルフリー・無香料なので、油分過多による肌トラブルが心配な人や香料が苦手な人にも使いやすい設計です。
白浮きしないベージュカラー
黄みを帯びた日本人の肌に着目した色設計。
肌になじみやすく、白浮きしないカラーを採用しています。
美容液成分80%入り
保湿成分のローズマリーエキスをはじめ、80%の美容液成分を配合。
日中のうるおいケアもバッチリです。
ローズマリーエキスは抗酸化作用もある!
ローズマリーエキスは、ポーラオリジナル成分。
マンネンロウとも呼ばれ、古くから薬用に用いられる。
多様なポリフェノールを含み、抗酸化作用・消臭効果・静菌作用がある。
好みで選べる2つのテクスチャー
テクスチャーは、クリームタイプの「モイスト」とローションタイプの「ライト」の2種類を用意。
より保湿感を重視したい・洗顔料で落とせるものがいいならモイスト、サラッと感を重視したい・気になる部分にはサッと重ね塗りしたいならライトがおすすめです。
\ライト(ローションタイプ)/
\モイスト(クリームタイプ)/
『サンスクリーン®オンフェイス ライト』をレビュー
【パッケージ】手のひらサイズの淡いブルーボトル
淡いブルーのプラスチック製ボトル。
細かいパールが入っているので、それほどチープ感はありません。
内容量は28ml。
手のひらに収まるくらいのサイズ感で、バッグの内ポケットやポーチにもすっぽり入る大きさ。
キャップは回して開けて、カチッと締められるタイプ。
日焼け止めや下地はその日の肌の調子や仕上がりの好みで使い分けているという人でも、使用期限内で使い切りやすいサイズです。
【配合成分】モイストは保湿成分が多め
ライトの全成分⇩
- 水
- シクロペンタシロキサン(油性基剤、溶剤)
- トリシロキサン(油性基剤)
- エタノール(溶剤・基剤、収れん、清涼感付与、防腐補助)
- 酸化チタン(白色の着色、紫外線防御)
- 酸化亜鉛(白色の着色、紫外線防御、収れん)
- ジメチコン(油性基剤、溶剤、紫外線散乱剤の表面改質)
- BG(保湿、防腐補助、溶剤)
- PEG-10ジメチコン(乳化)
- PEG-9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン(乳化)
などが配合されています。
※()内は配合目的・成分詳細。
※参考:化粧品成分オンライン
モイストの全成分⇩
- 水
- シクロペンタシロキサン(油性基剤、溶剤)
- BG(保湿、防腐補助、溶剤)
- 酸化チタン(白色の着色、紫外線防御)
- グリセリン(保湿、保水、溶剤)
- ベヘニルアルコール(乳化安定化、粘稠性調整による感触改良)
- シクロヘキサシロキサン(油性基剤、溶剤)
- ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン(油性基剤、光沢付与)
- 水酸化Al(粉体の表面改質)
- ジメチコン(油性基剤、溶剤、紫外線散乱剤の表面改質)
などが配合されています。
※()内は配合目的・成分詳細。
※参考:化粧品成分オンライン
【使い方】手のひらに適量をとり、顔全体にムラなくのばす
使い方は
- 使う前によく振り、手のひらに適量(1円硬貨大程度)をとる
- 顔全体に少量ずつムラなくよくのばす
の2ステップです。
【使用感】サラサラなリキッドテクスチャー、薄膜フィットで厚塗り感なし
手に出してみるとこんなかんじ⇩
肌にのった瞬間から分かるシャバシャバ感。
指でサッとのばしてみると⇩
色の付いた化粧水のようなみずみずしいテクスチャーです。
想像通り、肌なじみもスムーズ。
もうこの時点で肌とほぼ同化。
完全になじませると⇩
日焼け止めを塗ったか分からないくらいナチュラルな仕上がりに。
肌表面にベタつきはなく、むしろサラサラ。
皮脂を吸収したり抑えたりする成分は入っていないので、皮脂テカリが心配な場合は先に皮脂テカリ防止下地を仕込んでおくか過剰な皮脂分泌を抑制するスキンケアアイテムを使うと安心です。
\ライト(ローションタイプ)/
\モイスト(クリームタイプ)/
【感想】カバー力・機能性・使い心地のバランスがとれた日焼け止め
遠目で目立たない程度には隠してくれる
ちょっとした色ムラ程度であれば、ベージュの色味とツヤ感の効果でカバー可能。
毛穴まではさすがに隠しきれないので、毛穴カバー重視であれば毛穴パテ職人の下地がおすすめです。
ベージュカラーで白浮きの心配がない
紫外線吸収剤を使っていない代わりに酸化チタン(紫外線散乱剤)が入っています。
紫外線散乱剤は肌への刺激が少ないメリットがある反面、白浮きしやすいデメリットが。
ですがこの『サンスクリーン®オンフェイス』はベージュカラーなので、白浮きすることなく肌になじんでくれます。
サッと塗れてベタつかず、無香料で使いやすい
うるおい感はほしいけどベタつくのは嫌だったので、テクスチャー優先でライトを選択。
結果、大正解でした。
指の腹でやさしく撫でるようにのばすだけでスッとなじんでくれて、少量で広範囲にのびて塗りムラになりにくくコスパも満足。
マスクをつけていても香りがこもることのない無香料なのも使いやすいです。
肌の調子が不安定な時でも使いやすい
ノンコメドジェニックテスト*済み・アレルギーテスト済み*で、オルビス自体が低刺激処方ブランド。
刺激に敏感な肌質だったり、環境やタイミングによって乱れがちな時でも使いやすいです。
*全ての人にコメド(ニキビのもと)ができない、アレルギーが起こらないというわけではありません
使用期限内に使い切れそうなサイズが良かった
一般的な日焼け止めは、だいたい50ml前後のものが多い印象。
1種類だけを毎日使うなら使用期限内に使い切れるかもしれませんが、肌の調子やその日の気候によって使い分けているとなかなか使い切れない・・・。
ですが『サンスクリーン®オンフェイス』のライトは28ml。
一般的な日焼け止めの約半分の内容量なので、使用期限内に使い切りやすい。
「もっと小さいサイズでいいから値段を安くしてほしい。」という“コスメあるある要望”にも応えてくれている日焼け止めだと思います。
ブルーライトカット機能も欲しかった
贅沢を言ってもいいのなら、ブルーライトカット機能も欲しかった。
まぁ普段使うパソコンやスマホにブルーライトカットのフィルムを貼れば済む話なんですけど。
紫外線・近赤外線・ブルーライト全てのカット機能が付いた日焼け止めとなると
あたりがメジャーですが、そのぶん値段もグンと跳ね上がります。
金銭的に余裕があれば、デパコスから選んでみるのもアリ。
ちなみに私は、ホワイトショットの美容液と日中用クリームを愛用中。
『サンスクリーン®オンフェイス』はこんな人におすすめ
- 紫外線だけでなく近赤外線や大気汚染物質からも肌を守りたい
- サラッとしたテクスチャーが好き
- 日焼け止めは白浮きが苦手
- 紫外線吸収剤が入っていないものがいい
- プチプラで良さそうな日焼け止めを探している
という人におすすめです。
1,000円前後で近赤外線をカットしてくれる日焼け止めはそうそうないので、気になった人はぜひ。
\ライト(ローションタイプ)/
\モイスト(クリームタイプ)/
皮脂テカリ防止におすすめ